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新刊情報 - 最新エントリー

M.C. マルクッツオ『市場の失敗との闘い:ケンブリッジの経済学の伝統に関する論文集』平井俊顕 監訳,日本経済評論社,2015年7月。

[訳] 池田毅・伊藤宣広・黒木龍三・内藤敦之・長原徹・袴田兆彦・藤原新

定価:本体4600円+税
ISBN:978-4-8188-2378-5
判型:A5判
頁:402頁

・目次
第1部 個 人
 第1章 経済学の「場所」としてのケンブリッジ
 第2章 ケインズとケンブリッジ
 第3章 ケンブリッジ大学でのピエロ・スラッファ
 第4章 ケンブリッジでの著作の序文に隠れている,かの捉えにくい人物―リチャード・カーンの貢献についての評価
 第5章  ジョーン・ロビンソンと3つのケンブリッジ革命
 第6章  R.F. カーンと不完全競争
第2部 協 働
 第7章 J.M.ケインズとR.F.カーンの『貨幣論』から『一般理論』への協働
 第8章 ジョーン・ロビンソンとリチャード・カーン―短期分析の起源
 第9章 ロビンソンとスラッファ
 第10章 スラッファとケンブリッジ経済学 1928-31年
第3部 接近法
 第11章 市場の「不完全性」から市場の「失敗」へ―レッセ・フェールに対するいくつかのケンブリッジの挑戦
 第12章 マクロ経済学の代替的なミクロ経済学的基礎―L字型費用曲線に関する論争再考
 第13章 短期の経済学の回顧
 第14章 「第1次」不完全競争革命
 第15章 ケンブリッジ経済学の伝統における利潤最大化

・版元の紹介ページ
http://www.nikkeihyo.co.jp/books/view/2378
西谷修ほか共著『戦争思想2015』河出書房新社、2015年6月。
橋本努会員 「テロリズムとの戦争」148-159頁、所収

単行本 A5 224ページ
ISBN:978-4-309-24714-4
Cコード:0030
発売日:2015.06.22

・目次
西谷修 戦争の現在を問う
笠井潔 シャルリ・エブド事件と世界内戦
鵜飼哲 「戦士社会」と「積極的平和主義」―アルジェリアから“戦争の現在”を考える
片山杜秀 むかし間違えたことと、いま間違えているかもしれないこと―アメリカと中国のはざまで
加藤直樹 「昭和十九年」を生きる
白井聡 永続敗戦レジームの純化と危機
田島正樹 安全保障をめぐる弁証法的政治
小泉義之 戦争と平和と人道の共犯
山城むつみ 前線から遠く離れて―ヤン・パトチカを楕円化する
橋本努 テロリズムとの戦争
三浦瑠麗 戦争と平和と日本人
椹木野衣 絵画における「近代の超克」と「戦後レジームからの脱却」―成田亨と戦争画
若松英輔 魔王と霊性―鈴木大拙の戦中と戦後
長濱一眞 居心地の悪さ―イーストウッド『アメリカン・スナイパー』試論

・版元紹介ページ
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309247144/
筒井清忠編『昭和史講義:最新研究で見る戦争への道』筑摩書房、2015年7月。

シリーズ:ちくま新書
定価:本体880円+税
Cコード:0221
整理番号:1136
刊行日: 2015/07/06
判型:新書判
ページ数:288
ISBN:978-4-480-06844-6


・目次
ワシントン条約体制と幣原外交
普通選挙法成立と大衆デモクラシーの開始
北伐から張作霖爆殺事件へ
ロンドン海軍軍縮条約と宮中・政党・海軍
満州事変から国際連盟脱退へ
天皇機関説事件
二・二六事件と昭和超国家主義運動
盧溝橋事件―塘沽停戦協定からトラウトマン工作失敗まで
日中戦争の泥沼化と東亜新秩序声明
ノモンハン事件・日ソ中立条約
日独伊三国同盟への道
近衛新体制と革新官僚
日米交渉から開戦へ
「聖断」と「終戦」の政治過程
日本占領―アメリカの対日政策の国際的背景

・版元の紹介ページ
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480068446/
ソースティン・ヴェブレン『有閑階級の理論 増補新訂版』高哲男訳、講談社、2015年7月。

定価 : 本体1,280円(税別)
ISBN:978-4-06-292308-8
判型/ページ数:A6/432ページ
シリーズ:講談社学術文庫

・目次
はじめに
凡 例
第一章 序 説
第二章 金銭的な張り合い
第三章  顕示的閑暇
第四章  顕示的消費
第五章  金銭的な生活様式の基準
第六章  金銭的な好みの規範
第七章  金銭的文化の表現としてのドレス
第八章  産業からの免除と保守主義
第九章  古代的特質の保存
第十章  現代における武勇の存続
第十一章 幸運を信じる心
第十二章 信仰心や忠誠心に貫かれた儀式
第十三章 妬みとは無縁な関心の存続
第十四章 金銭的な文化の表現としての高等教育
附論 経済学はなぜ進化論的科学でないのか
訳者解説
索 引

・版元の紹介ページ
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062923088
アンガス・マディソン『世界経済史概観:紀元1年-2030年』[公財]政治経済研究所監訳、岩波書店、2015年6月。

■体裁=A5判・上製・カバー・514頁
■定価(本体 7,400円 + 税)
■2015年6月26日
■ISBN978-4-00-061033-9 C0033

・目次
謝辞  序説と要約
第I部 世界発展の輪郭 紀元1-2003年
 第1章 ローマ帝国とその経済
 第2章 西ヨーロッパの復活とアメリカの転形
 第3章 アジアと西の相互作用 1500-2003年
 第4章 イスラムとヨーロッパがアフリカの発展に与えた影響 紀元1-2003年
第II部 マクロ計測の進歩
 第5章 マクロ計測の先駆者たち 政治算術学派と歴史人口学者
 第6章 現代のマクロ計測 われわれはどこまできたか?
第III部 来るべき事態の姿
 第7章 2030年の世界経済
付録統計   
解説〔斎藤修〕
訳者後記
索引

・版元の紹介ページ
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/06/3/0610330.html
江頭進『はじめての人のための経済学史』新世社、2015年6月。

経済学叢書 Introductory
定価:2,268円(本体2,100円+税)
発行:新世社
発行日:2015-06-10
ISBN 978-4-88384-226-1 / A5判/216頁

・目次
第1章 ジョン・ロック:私的所有権の起源
  1.1 ジョン・ロックの生涯
  1.2 ロックの時代
  1.3 ロックの3権
  1.4 社会契約としての国家
  1.5 階級闘争の時代
  1.6 まとめ
  補論 なぜ最初にイギリスで産業革命が起こったのか?

第2章 アダム・スミス:市場社会の基礎理論
  2.1 アダム・スミスの生涯
  2.2 スミスの時代のイギリス
  2.3 アダム・スミスの道徳哲学
  2.4 分業が生み出す成長
  2.5 重商主義の教訓
  2.6 労働価値説と自然価格
  2.7 自由市場と国家の役割
  2.8 まとめ

第3章 リカードとマルサス
  3.1 ナポレオンの時代
  3.2 リカードとマルサスの生涯
  3.3 リカードとマルサスの論争
  3.4 まとめ

第4章 カール・マルクス
  4.1 資本主義社会の成長の影
  4.2 労働価値説に基づいた経済学
  4.3 搾取の構造
  4.4 修正主義論争
  4.5 帝国主義論
  4.6 まとめ

第5章 限界革命
  5.1 1870年とはどんな時代か
  5.2 主観的価値論
  5.3 限界革命の3人の主役
  5.4 限界効用理論
  5.5 限界革命トリオの目指したもの
  5.6 まとめ

第6章 アルフレッド・マーシャル
  6.1 マーシャルの時代
  6.2 マーシャルの理論
  6.3 まとめ

第7章 ソーステイン・ヴェブレン
  7.1 ヴェブレンの生きた時代
  7.2 進化論と経済学
  7.3 ヴェブレンの社会理論
  7.4 ビッグビジネスの支配する産業社会
  7.5 恒久的平和に向けて
  7.6 まとめ

第8章 ジョン・メイナード・ケインズ
  8.1 ケインズの生きた時代
  8.2 ケインズの略歴
  8.3 『雇用・利子および貨幣の一般理論』
  8.4 マクロ経済政策という考え方
  8.5 資本主義の限界を超えて

第9章 フリードリッヒ・ハイエク
  9.1 ハイエクの生きた20世紀
  9.2 ハイエクの経済理論
  9.3 ハイエクの社会観・人間観
  9.4 自由主義思想
  9.5 まとめ

第10章 ミルトン・フリードマン
  10.1 フリードマンの生きた時代
  10.2 実証主義へのこだわり
  10.3 恒常所得仮説
  10.4 自然失業率仮説と長期フィリップス曲線
  10.5 フリードマンの自由論
  10.6 まとめ

第11章 ゲーム理論
  11.1 ゲーム理論の時代
  11.2 ゲーム理論の発達史
  11.3 ナッシュ均衡
  11.4 進化ゲーム理論の登場
  11.5 ゲーム理論の生まれた背景
  11.6 まとめ

第12章 進化経済学と経済学の未来
  12.1 経済学の裏歴史
  12.2 進化経済学とは何か
  12.3 経済学に未来はあるのか?

参考文献
索引

・版元の紹介ページ
http://www.saiensu.co.jp/?page=book_details&ISBN=ISBN978-4-88384-226-1&YEAR=2015
Masazumi Wakatabe, Japan's Great Stagnation and Abenomics: Lessons for the World, Palgrave Macmillan, 2015.

ISBN: 9781137438843
Publication Date: April 2015
Formats: Hardcover, Ebook (EPUB), Ebook (PDF)
Publisher: Palgrave Macmillan
Hardcover (224 pages)
£68.00

Table of Contents
1. Introduction: Once It happened in Japan
2. Thirty Years' Economic Crisis
3. Thirty Years' Intellectual Crisis
4. Shadow of History: What We Could Still Learn From the Great Depression of the 1930s
5. The Future Again? The Assessment of Abenomics
6. Concluding Remarks: Beware of Japanization

・版元の紹介ページ
http://www.palgrave.com/page/detail/japans-great-stagnation-and-abenomics-/?K=9781137438843
大村泉・渋谷正・窪俊一編著『新MEGAと『ドイツ・イデオロギー』の現代的探究:廣松版からオンライン版へ』八朔社、2015年4月。

A5判 344ページ 並製
定価:3,500円+税
ISBN 978-4-86014-072-4

・目次
序 文
第1章 廣松版の根本問題
第2章 新MEGA I/5のコンセプト
第3章 新MEGAと草稿テキストの成立史的編集方法
第4章 デジタル版編集の合意事項
第5章 オンライン版のコンセプト
第6章 草稿『ドイツ・イデオロギー』右欄書込みの扱いを考える
第7章 マルクスのギューリヒ抜粋をめぐって
第8章 ファーガソンと史的唯物論
第9章 『ドイツ・イデオロギー』成立史の新展開
第10章 フィライシスによる史的唯物論の源泉理解
第11章 戦前期日本の『ドイツ・イデオロギー』翻訳史
第12章 流布版「フォイエルバッハ」章中国語訳(1995年)の根本問題
第13章 中日両国における『ドイツ・イデオロギー』普及史の起点
第14章 マルクス/エンゲルス著作の朝鮮語翻訳
附属資料 草稿記載状況例解・オンライン版サンプル

・版元の紹介ページ
http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-86014-072-4.html
長峰章編著『経済思想:その歴史的視点から』学文社、2015年4月。

2,376円(税込価格)
ISBN978-4-7620-2541-9 C3033
A5判 216頁

・目次
第1章 重商主義の経済思想 
 1 国富の流通論的考察 
  (1)ヨーロッパの貿易圏の拡大 
  (2)貿易差額論 
  (3)重商主義評価の視角 
 2 経済学の胎動
  (1)労働への眼差し 
  (2)経済循環の発見と価格認識の端緒 
  (3)貿易をめぐる嫉妬の氷解 

第2章 重農主義の経済思想 
 1 ケネーの生涯と著作 
 2 ケネーの経済思想と時代背景 
 3 ケネーの経済表 
 4 重農学派の形成とその影響 

第3章 古典学派の経済思想 
 1 アダム・スミス 
  (1)生涯と著作 
  (2)富裕の増進論 
  (3)政府のアジェンダとノンアジェンダ 
 2 トマス・ロバート・マルサス 
  (1)生涯と著作 
  (2)人口思想 
  (3)一般的過剰生産論と不生産的消費者 
 3 デヴィッド・リカードウ 
  (1)生涯と著作 
  (2)理論と思想 
  (3)販路説と過少消費説 
 4 ジョン・スチュアート・ミル 
  (1)生涯と著作 
  (2)ミルの経済学 
  (3)ミルの思想 

第4章 マルクスの経済思想 
 1 マルクスの生涯と著作―時代背景を織り交ぜて― 
  (1)生誕からベルリン時代 
  (2)ケルンからパリへ 
  (3)ブリュッセル時代 
  (4)ロンドン時代 
  (5)晩年のマルクス 
 2 資本主義の歴史的把握 
 3 物象化展開としての『資本論』 

第5章 歴史学派の経済思想 
 1 歴史学派の時代背景 
 2 旧歴史学派 
  (1)ロッシャー 
  (2)ヒルデブラント 
  (3)クニース 
 3 新歴史学派 
  (1)シュモラー 
  (2)ブレンターノ 
 4 最新歴史学派 
  (1)ゾンバルト 
  (2)ヴェーバー 
  (3)シュンペーター 

第6章 限界革命の経済思想 
 1 メンガー 
  (1)生涯と時代
  (2)主観的価値論
  (3)交換論
(4)メンガー理論の特質 
  (5)思想と政策 
 2 ジェヴォンズ 
  (1)生涯と時代 
  (2)交換論 
  (3)交換の利益 
  (4)思想と政策 
 3 ワルラス 
  (1)生涯 
  (2)時代と思想 
  (3)純粋経済学―交換論 
  (4)純粋経済学―生産論 
  (5)社会経済学 
  (6)応用経済学―労働市場政策 
  (7)応用経済学―アソシアシオン(協同組合) 
  (8)ワルラスのヴィジョン 
第7章 ケインズおよびその後の経済思想 
 1 マーシャル 
  (1)生涯と時代 
  (2)思想 
  (3)企業家と収穫法則 
  (4)価格論 
  (5)分配論 
  (6)人間と経済の進歩 
 2 マクロ経済学の誕生とケインズ学派 
  (1)国民経済計算体系とマクロ経済学 
  (2)セーの法則から有効需要の原理へ 
 3 IS-LMモデルと新古典派総合 
  (1)財市場と貨幣市場の統合 
  (2)IS-LMモデルにおける政策評価 
  (3)IS-LMモデルへの批判
 4 マクロ経済論争と現代の経済学 
  (1)古典派の2つの公準とフィリップス曲線 
  (2)フィリップス曲線論争とマネタリスト 
  (3)ニューケインジアンと新・新古典派総合 

年表

・版元の紹介ページ
https://www.gakubunsha.com/cgi-local/search.cgi?id=book&isbn=978-4-7620-2541-9
深貝保則・戒能通弘編『ジェレミー・ベンサムの挑戦』ナカニシヤ出版、2015年2月。

出版年月日 2015/02/28
ISBN 9784779508967
判型・ページ数 A5・412ページ
定価 本体5,600円+税

・目次
序論(戒能通弘)
凡 例

第I部 ベンサムの挑戦
総論I 幸福,道徳,そして統治
ジェレミー・ベンサムの挑戦(深貝保則)
1 今なお座るベンサム,論じられるベンサム
2 18世紀の「知」の様式とベンサム:人間把握から立法,統治へ
3 ジェレミー・ベンサムの挑戦
4 幸福と統治:ベンサムのロジック
5 ベンサム,その捉え直しに向けて
第1章 コモン・ロー的伝統とベンサムの法理論
「裁判官の慣習」と「一般的慣習」の峻別による
コモン・ロー批判 (戒能通弘)
1 コモン・ローの「同意」概念とベンサムによる批判
2 ベンサムのパノミオン(総合法典)をめぐって
3 おわりに

第2章 ジェレミー・ベンサムとH. L. A. ハートの
「法理学における功利主義的伝統」
(フィリップ・スコフィールド/戒能通弘[訳])
1 実質的な法実証主義と方法論的な法実証主義
2 道徳的中立性とベンサムの法理論
3 ベンサムとある法,あるべき法
4 言語と存在論
5 ハートの『法一般論』の編集
6 法理学における功利主義的伝統とは?
第3章 ベンサム言語論の挑戦
「言語論的転回」の先駆者か?「プラグマティズム的転回」の先駆者か? (高島和哉)
1 ベンサム言語論の構造
2 ベンサムとその先駆者たち
第4章 ベンサムにおけるキリスト教と功利主義 (小畑俊太郎)
1 〈イエスの宗教〉への視座
2 ベル=ランカスター論争と三位一体教義法
3 イングランド国教会の腐敗問題
4 ベンサムの教会論
5 イングランド国教会の「安楽死」と「宗教的自由」
6 おわりに

第II部 ベンサム論の挑戦
総論II 広まり変転する〈ベンサム〉から蘇るベンサム像へ (深貝保則)
1 揺れ動くベンサム・イメージ
2 広まり,意味づけられ,実用化される〈ベンサム〉流のアイデア
3 19世紀終盤における功利主義の彫琢
4 煙たがられ,批判される〈ベンサム〉的なもの
5 蘇るベンサム,その二層の試み
第5章 功利主義と配分的正義
民法とベンサム経済思想の基礎
(ポール・ケリー/有江大介・高島和哉[訳])
1 功利と立法
2 民法体系と経済
3 おわりに
第6章 憲法上の権利と安全 (フレデリック・ローゼン/小畑俊太郎[訳])
1 憲法上の権利と「悪政に対する安全」
2 適性能力のための安全
3 立法府の権力と安全
4 行政権力に対する安全
5 ベンサムにおける法・自由・安全
第7章 ベンサムにおける功利主義的統治の成立
パノプティコンと輿論法廷 (板井広明)
1 パノプティコン研究史
2 パノプティコンの構図:テクスト問題
3 パノプティコンの機制:世間の法廷
4 公開性・利益・経済性
5 パノプティコンと社会
6 『政治戦略論』
第8章 功利主義はなぜ不評か
utilitarianism/utilityの翻訳問題 (有江大介)
1 utilitarianism, utility の原語としてのニュアンスと漢語・漢字の「功」「利」
2 明治期功利主義文献の邦訳における「利」
3 大正期経済学での福田徳三・河上肇の「utilityの訳語論争」と経済学の外でのutility
4 第2次大戦後のutility「功利」・utilitarianism「功利主義」の運命
5 おわりに:功利主義のアポリア

第III部 挑戦する「ベンサム」
総論III ベンサムの統治功利主義の可能性 (戒能通弘)
1 功利主義と正義論
2 トロリー問題
3 統治功利主義
第9章 統治と監視の幸福な関係
ベンタムの立憲主義を巡るひとつの非歴史的随想 (安藤馨)
1 『憲法典』と統治機構のデザイン
2 非歴史的ファンタジー随想
第10章 功利主義とマイノリティー (板井広明)
1 ベンサム功利主義の基本構図
2 同性愛行為の非犯罪化と偏見
3 女性と平等
4 おわりに
第11章 グローバリゼーションとベンサム (戒能通弘)
1 世界の立法者と文化的多様性
2 輿論法廷と安全
3 ベンサムの国際関係についての議論と現代
4 おわりに

研究の手引き(板井広明)
あとがき(深貝保則)

事項索引
人名索引
ベンサム著作索引

・版元の紹介ページ
http://www.nakanishiya.co.jp/book/b194109.html

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