井手英策・菊地登志子・半田正樹編『交響する社会:「自律と調和」の政治経済学』ナカニシヤ出版、2011年4月。
2011年4月発行
税込定価 3780円
A5判 368頁
ISBN 978-4-7795-0545-4
・目次
序 章 交響する社会の構想(半田正樹)
第I部 「社会観」の形成
第1章 社会編成の三原理
エージェント・シミュレーションによる接近(菊地登志子)
第2章 社会構成体の機制(半田正樹)
第3章 調和のとれた社会と財政
ソーシャル・キャピタル理論の財政分析への応用(井手英策)
第II部 「市場原理」の膨張
新自由主義の波及メカニズム
第4章 ブリテン保守主義の転回と〈非‐政治〉の政治術
新自由主義的統治における社会統合問題(佐藤 滋)
第5章 「日本型福祉社会」論と企業中心社会の形成(天羽正継)
第6章 日本における経済的自由主義受容の一断面
1980年代を中心に(木村佳弘)
第III部 複合的社会の現実的諸相
第7章 福祉国家の危機と持続性
「福祉国家の従属変数問題」を通して考える(稗田健志)
第8章 アメリカ型福祉国家
「小さな政府」を支えるメカニズム(谷 達彦・吉弘憲介)
第9章 ブラジルにおける参加型予算制度
カルドーゾ政権気におけるポルトアレグレ市を中心に (水上啓吾)
第10章 公益事業の民営化のあり方
フランスとスウェーデンにおける水道事業の比較から(小西杏奈・伊集守直)
終 章 社会を統べ、合わせるということ(井手英策)
・版元の紹介ページ
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