姫野順一『J. A. ホブスン:人間福祉の経済学』昭和堂、2010年6月。
定価:本体4000円
ISBN:9784812210024
・目次
第I部 人間福祉経済学の形成
第1章 不均衡経済構造認識の起源―『産業の生理学』の新自由主義
第2章 貧困観の旋回―機械と貧困
第3章 「機械生産」と社会的余剰
第4章 ラスキン論
第5章 「社会経済学」としての人間福祉の経済学
第6章 国際貿易政策と帝国主義―新自由主義の自由貿易論/補論1
第7章 政策論としての「帝国主義論」―P.Cain、P.Clarke論争に寄せて/補論2
第8章 ジャーナリズムと「異端の経済学者」
第II部 新自由主義の思想形成と政策展開
第9章 急進主義の伝統と国家―ジョレミー・ベンサム、J.S.ミル、ウォルター・バジョット
第10章 席末自由主義経済学における国家
第11章 社会進化論の展開
第12章 フェビアン協会と集散主義―ウィリアム・クラークとシドニー・ウェッブ
第13章 世紀末における新自由主義の形成
第14章 ホブハウスの新自由主義―初期の道徳的機会国家
第15章 1920年代における「人間福祉の経済学」と経済学批判
第16章 「人間福祉の経済学」の展開
補章1 ケインズは自由主義者か
補章2 2000年におけるホブスン研究の地平―経済思想史研究の視点からみた「ジェントルマン資本主義」論争
・版元の紹介ページ
http://www.kyoto-gakujutsu.co.jp/showado/mokuroku/detail/ISBN978-4-8122-1002-4.html