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新刊情報 - 201104のエントリ

マサナオ・アオキ『マクロ進化動学と相互作用の経済学:エントロピー、縮退、複数均衡、異質的経済主体、相互作用の道具箱』有賀裕二監訳、中央大学出版部、2011年4月。

単行本: 401ページ
出版社: 中央大学出版部 (2011/04)
ISBN-10: 480573311X
ISBN-13: 978-4805733110
発売日: 2011/04
定価 5,000円(税別)

・版元の紹介ページ
http://www2.chuo-u.ac.jp/kigyoken/honyaku-012.htm
西部忠『資本主義はどこへ向かうのか:内部化する市場と自由投資主義』NHK出版、2011年2月。

出版社:NHKブックス
ISBN-10: 4140911735
ISBN-13: 978-4140911730
2011年2月26日 発売
定価 1,050円 (本体1,000円)

・版元の紹介ページ
https://www.nhk-book.co.jp/shop/main.jsp?trxID=C5010101&webCode=00911732011
根井雅弘編著『現代経済思想:サムエルソンからクルーグマンまで』ミネルヴァ書房、2011年3月。

出版年月日: 2011/03/15
ISBN: 9784623059515
判型・ページ数:A5・300ページ
定価: 本体2,800円+税

・目次
はじめに

第1章 ポール・A・サムエルソン―王者の折衷主義 中村隆之

第2章 フリードリヒ・A・ハイエク―「忘れられた経済学者」から自由主義経済思想家へ 楠 美佐子

第3章 ミルトン・フリードマン―ケインジアンとの闘いの末に得たもの 廣瀬弘毅

第4章 ジョン・K・ガルブレイス―ことばで現実を変革する偉大な名文家 神野照敏

第5章 グンナー・ミュルダール―不平等に向き合う制度派経済学 藤田菜々子

第6章 ミハウ・カレツキ―ポスト・ケインズ派経済学の源泉 山本英司

第7章 ジョン・ナッシュ―ゲーム理論の可能性の中心 寺尾 建
  
第8章 ロバート・E・ルーカス,Jr.―厳密性の回復に努めた理論家 横田宏治

第9章 ネルソンとウィンター―時間と知識に関する進化経済学の挑戦 江頭 進

第10章 アマルティア・セン―平等とは何か、何の平等が重要であるのか 荒川章義

第11章 都留重人―理想を追い求めた科学的ヒューマニスト 神野照敏

第12章 森嶋通夫―一般均衡論を動学化する 荒川章義

第13章 J・E・スティグリッツ―「情報パラダイム」の開拓 中村隆之

第14章 N・グレゴリー・マンキュー―輪廻転生のケインズ経済学 寺尾 建

第15章 ポール・クルーグマン―市場と政府の狭間で 服部茂幸

人名・事項索引

・版元の紹介ページ
http://www.minervashobo.co.jp/book/b86885.html
ジュリエット・B.ショア『浪費するアメリカ人:なぜ要らないものまで欲しがるか 』森岡孝二監訳、岩波書店(岩波現代文庫)、2011年3月。

■体裁=A6.並製・384頁
■定価 1,491円(本体 1,420円 + 税5%)
■2011年3月16日
■ISBN978-4-00-603214-2 C0133

・目次
日本語版序文

はしがき

第一章 新しい消費主義の出現
消費と社会的比較/競争的消費の強まり――消費が増えて貧しく感じる/生活の質の圧迫/時流から抜け出す――自発的なダウンシフターたち/消費主義の文化を超えて

第二章 商品によるコミュニケーション――私たちが買うものはいかにして多くを語るのか
消費の社会的なパターン――差異をつくり出す/消費の意味を解読する/最下層の人びと/シンボルの複雑さ

第三章 視覚的なライフスタイル――アメリカのステータスシンボル
ステータス消費のテスト――女性用化粧品/誰が気にしているか/消費とアイデンティティの確立/アイデンティティと新しい消費主義/ステータスの費用

第四章 消費があなたらしさを創る
見ること――モノに接する多くの場所/欲すること――欲求の内面世界/借りること――消費者支出におけるクレジットカードの役割/買うこと――街角のオフィスに目を向ける/フレッシュ・プリンスから目を離すな――消費水準の上昇におけるテレビの役割/否定しながら暮らす/子どもたちのために競い合う/その間,クリスマスツリーの下では何が起こっているのか/競争的消費の心理/消費者のエスカレータ/負けまいとし続ける実際的な理由/見て―欲しくなり―借りて―買い―そして手放す? /消費拡大の社会的不合理性

第五章 隣のダウンシフター
「自由」への道/働きすぎと浪費の悪循環の極端な例/燃え尽きた職場の話/一人の所得でやりくりする/一万八○○○ドルでの奮闘/一万八○○○ドルが贅沢に感じられるとき/自発的簡素化運動/ブルデューを超えて――より少ないことが本当により多いことになりうるか/「幸せは内面に」

第六章 ディドロの教訓に学ぶ――欲望の上昇を止める
原則1 欲望をコントロールする/原則2 新しい消費のシンボルを作り出す――高級品をかっこ悪いものにする/原則3 自分自身をコントロールする――競争消費に対する自発的な抵抗/原則4 共同利用を学ぶ――借り手になったり貸し手になったり/原則5 商業システムを解剖する――賢い消費者になる/原則6 「買い物療法」を避ける――消費は中毒である/原則7 祝い事を脱商業化する/原則8 時間を作る――働きすぎと浪費の悪循環に陥っていないか/原則9  政府介入で消費の歪みを調整する/空白を埋める

エピローグ 消費を減らせば経済は難破するか



訳者あとがき
岩波現代文庫版編訳者あとがき

日本語版のための用語解説・索引


・版元の紹介ページ
http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/6032140/top.html
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/60/5/6032140.html
井手英策・菊地登志子・半田正樹編『交響する社会:「自律と調和」の政治経済学』ナカニシヤ出版、2011年4月。

2011年4月発行
税込定価 3780円
A5判 368頁
ISBN 978-4-7795-0545-4

・目次
序 章 交響する社会の構想(半田正樹)

第I部 「社会観」の形成
 第1章 社会編成の三原理
エージェント・シミュレーションによる接近(菊地登志子)

 第2章 社会構成体の機制(半田正樹)
 
 第3章 調和のとれた社会と財政
ソーシャル・キャピタル理論の財政分析への応用(井手英策)
 
第II部 「市場原理」の膨張
新自由主義の波及メカニズム
 第4章 ブリテン保守主義の転回と〈非‐政治〉の政治術
新自由主義的統治における社会統合問題(佐藤 滋)

 第5章 「日本型福祉社会」論と企業中心社会の形成(天羽正継)

 第6章 日本における経済的自由主義受容の一断面
1980年代を中心に(木村佳弘)

第III部 複合的社会の現実的諸相
 第7章 福祉国家の危機と持続性
「福祉国家の従属変数問題」を通して考える(稗田健志)

 第8章 アメリカ型福祉国家
「小さな政府」を支えるメカニズム(谷 達彦・吉弘憲介)

 第9章 ブラジルにおける参加型予算制度
カルドーゾ政権気におけるポルトアレグレ市を中心に (水上啓吾)

 第10章 公益事業の民営化のあり方
フランスとスウェーデンにおける水道事業の比較から(小西杏奈・伊集守直)

 終 章 社会を統べ、合わせるということ(井手英策)

・版元の紹介ページ
http://www.nakanishiya.co.jp/modules/myalbum/photo.php?lid=731
音無通宏編『功利主義と政策思想の展開』中央大学出版部、2011年4月。

単行本: 564ページ
出版社: 中央大学出版部 (2011/04)
ISBN-10: 4805722452
ISBN-13: 978-4805722459
発売日: 2011/04

・版元の紹介ページ
http://www2.chuo-u.ac.jp/up/isbn/ISBN978-4-8057-2245-9.htm
青木裕子『アダム・ファーガスンの国家と市民社会:共和主義・愛国心・保守主義』勁草書房、2010年12月。

ISBN 978-4-326-30193-5
出版年月 2010年12月
判型・ページ数 A5判・272ページ
定価 定価3,990円(本体価格3,800円)

・目次
凡例

はじめに:ファーガスンと現代市民社会論
 第一節 アダム・ファーガスンとは
 第二節 スコットランド啓蒙思想家としてのファーガスン
 第三節 「市民社会論のルネッサンス」とファーガスンの復活
 第四節 ファーガスンの市民社会論の思想史における位置づけ
 第五節 ファーガスンの古典的共和主義に着目した研究の増大

序 章 スコットランド長老派教会における穏健派の台頭:スコットランド啓蒙へ
 第一節 長老制度と主教制度
 第二節 盟約派とウェストミンスター信仰告白
 第三節 王政復古から名誉革命までのスコットランド長老派教会
 第四節 「新生」長老派教会と穏健派の台頭
 第五節 穏健派とは
 第六節 穏健派に対する批判
 第七節 保守的な共和主義者としての穏健派

第一章 ファーガスンの歴史編纂と社会契約論の否定:「未開人の徳」の意義
 第一節 人間と社会の関係性としての歴史把握
 第二節 ファーガスンの歴史編纂の独自性
 第三節 野生状態の特徴
 第四節 野蛮状態の特徴
 第五節 「古代」文明社会の状態について:文明社会とは
 第六節 未開人の活力,英雄的徳に見る人間本性

第二章 近代文明社会:未開社会から何が「進歩」してきたか
 第一節 近代文明社会と18世紀グレイト・ブリテン
 第二節 近代文明社会の自由
 第三節 商業社会としての近代文明社会
 第四節 近代文明社会の長所:雛型としてのグレイト・ブリテン
 第五節 未開社会と古代文明社会からの改善点
 第六節 近代文明社会における利己心の肯定の不可避性
 第七節 意図せざる結果と歴史の生成
 第八節 経済的自由主義者としてのファーガスン

第三章 近代文明社会の危機
 第一節 ファーガスンの立場の表明
 第二節 ファーガスンの課題
 第三節 問題の所在
 第四節 公共精神の喪失
 第五節 「政治社会」としての近代文明社会は可能か
 第六節 人間本性が示すこと
 第七節 古典的共和主義者としてのファーガスン

第四章 「多数による専制」と自由の限界
 第一節 「専制」,特に「多数による専制」はどのようにして生まれるのか
 第二節 民主政への不信
 第三節 自由(liberty)を維持するためには
 第四節 法の脆弱性と自由(freedom)の重要性

第五章 活動的精神と対立の重要性
 第一節 活動的精神,愛国心,政治的徳
 第二節 不和と対立から生まれる自由
 第三節 マキアヴェッリの「対立による調和」との親和性
 第四節 対立と調和の均衡

第六章 アメリカ独立問題に見るファーガスンの政治的保守主義
 第一節 ファーガスンとカーライル委員会
 第二節 「カーライル委員会」とは何か
 第三節 『プライスへの反論』(1776年)までの見解
 第四節 『プライスへの反論』出版後から渡米(1778年)まで
 第五節 カーライル委員会の秘書官として(1779年末まで)
 第六節 「カーライル委員会」後
 第七節 ファーガスンの政治的保守主義と愛国心

総 括:政治社会と商業社会をつなぐもの
 第一節 “Civil Society”の意味
 第二節 市民社会と統治の問題
 第三節 人々を社会に結びつけるもの
 第四節 衆愚政治という多数による専制を防ぐには
 第五節 ファーガスンの構想する市民社会
 第六節 ファーガスンが提起した問題

参考文献
索引
あとがき

・版元の紹介ページ
http://www.keisoshobo.co.jp/book/b81013.html
小峯敦編『経済思想のなかの貧困・福祉:近現代の日英における「経世済民」論』ミネルヴァ書房、2011年3月。

・目次

まえがき

序 章 なぜ経済思想から見た福祉なのか(小峯 敦)
 1 はじめに
 2 福祉と経済の関係
 3 福祉の経済思想史(概観)
 4 本書の特徴と構成
 5 各章の要旨
 6 おわりに

 第1部 資本主義勃興期の経済思想

第1章 アダム・スミスにおける貧困と福祉の思想(新村 聡)
    ―高賃金の経済と国家の政策責任
 1 はじめに
 2 アダム・スミスにおける貧困と富裕の本質論
 3 低賃金の支持論から高賃金の支持論へ
 4 貧困の自己責任論から国家責任論へ
 5 おわりに

第2章 マルサスの救貧思想(益永 淳)
    ―一時的救済の原理と実際的根拠
 1 はじめに
 2 救貧法の歴史的展開―エリザベス救貧法から対仏戦争後まで
 3 『人口論』の救貧法分析?―飢饉のケースと一般的効果
 4 『人口論』の救貧法分析?―戦後不況との関係
 5 マルサスの困窮概念と困窮の分散という観点
 6 『経済学原理』の救貧法分析
 7 戦後不況下における一時的救済の容認
 8 おわりに

第3章 マルクスにおける国家論と社会政策(石井 穣)
    ―資本の機能的要請と階級的関係とを踏まえて
 1 はじめに
 2 マルクスの国家論と福祉
 3 階級的関係と社会政策
 4 資本家階級の機能的要請
 5 おわりに
 
 第2部 福祉国家をめぐる経済思想

第4章 1910-1920年代における福祉の経済思想(小峯 敦)
    ―社会と経済の分離・包含・併存
 1 はじめに
 2 19世紀末からの社会と経済学
 3 正統と異端
 4 有力な経済学者たち
 5 おわりに―新しい問題の出現

第5章 家族手当をめぐる1920年代の多様な構想(赤木 誠)
    ―フェミニズム・標準家族・非標準家族
 1 はじめに
 2 歴史的背景
 3 母親手当をめぐるフェミニズム運動
 4 標準家族に対する児童手当構想
 5 家族給付協会による家族手当運動
 6 おわりに

第6章 ハイエクの福祉国家批判と理想的制度論(太子堂正称)
    ―自由な市場秩序の前提条件
 1 はじめに
 2 ハイエクの福祉国家批判
 3 民主主義と経済政策
 4 ハイエクの理想的福祉制度論
 5 おわりに

第7章 ブレア新労働党の社会経済思想(深井英喜)
    ―公平と効率の調和と社会的排除概念
 1 はじめに
 2 新労働党の福祉国家改革―Opportunity for Allの理念体系
 3 新労働党の社会経済学
 4 新労働党は社会民主主義の現代版か
 5 おわりに

 第3部 近現代日本の経済思想

第8章 太宰春台と中井竹山の「経済」思想(西岡幹雄)
    ―江戸期の「厚生」と社倉・「固寧」
 1 はじめに
 2 太宰春台における「利用厚生ノ道」の制度化
 3 中井竹山の「経済」思想と「義利」
 4 厚生のための「固寧」の「制度組立」―中井竹山の社倉構想
 5 おわりに

第9章 高田保馬の貧困論(牧野邦昭)
    ―貧乏・人口・民族
 1 はじめに
 2 産めよ殖えよ―高田保馬の貧困解決策
 3 高田の社会学・経済学における貧乏と人口・民族
 4 高田の貧困論の結果
 5 おわりに
 
 人物一覧(松山直樹)
 人名索引(松山直樹)
 事項索引(松山直樹)

・版元の紹介ページ
http://www.minervashobo.co.jp/book/b87044.html
Kiichiro Yagi, Austrian and German Economic Thought: From Subjectivism to Social Evolution, Routledge, 2011.

ISBN: 978-0-415-55404-6
£80.00

http://www.remote-sensing.routledge.com/books/details/9780415554046/

Contents

1. General Introduction
2. Portrait of an Austrian Liberal: Max Menger's Liberal Position
3. Carl Menger as Journalist and Tutor of Crown Prince
4. Carl Menger's Grundsätze in the Making
5. Carl Menger and Historicism in German economics
6. Anonymous History in Austrian Economic Thought
7. Alternative Equilibrium Vision in Austrian Economics
8. Karl Knies, Max Weber, and Austrians: a Heidelberg connection
9.Determinateness and Indeterminateness in Schumpeter’s Economic Sociology: The origin of social evolution
10. Evolutionist Turn of the Marx-Weber Problem

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