長峰章編著『経済思想:その歴史的視点から』学文社、2015年4月。
2,376円(税込価格)
ISBN978-4-7620-2541-9 C3033
A5判 216頁
・目次
第1章 重商主義の経済思想
1 国富の流通論的考察
(1)ヨーロッパの貿易圏の拡大
(2)貿易差額論
(3)重商主義評価の視角
2 経済学の胎動
(1)労働への眼差し
(2)経済循環の発見と価格認識の端緒
(3)貿易をめぐる嫉妬の氷解
第2章 重農主義の経済思想
1 ケネーの生涯と著作
2 ケネーの経済思想と時代背景
3 ケネーの経済表
4 重農学派の形成とその影響
第3章 古典学派の経済思想
1 アダム・スミス
(1)生涯と著作
(2)富裕の増進論
(3)政府のアジェンダとノンアジェンダ
2 トマス・ロバート・マルサス
(1)生涯と著作
(2)人口思想
(3)一般的過剰生産論と不生産的消費者
3 デヴィッド・リカードウ
(1)生涯と著作
(2)理論と思想
(3)販路説と過少消費説
4 ジョン・スチュアート・ミル
(1)生涯と著作
(2)ミルの経済学
(3)ミルの思想
第4章 マルクスの経済思想
1 マルクスの生涯と著作―時代背景を織り交ぜて―
(1)生誕からベルリン時代
(2)ケルンからパリへ
(3)ブリュッセル時代
(4)ロンドン時代
(5)晩年のマルクス
2 資本主義の歴史的把握
3 物象化展開としての『資本論』
第5章 歴史学派の経済思想
1 歴史学派の時代背景
2 旧歴史学派
(1)ロッシャー
(2)ヒルデブラント
(3)クニース
3 新歴史学派
(1)シュモラー
(2)ブレンターノ
4 最新歴史学派
(1)ゾンバルト
(2)ヴェーバー
(3)シュンペーター
第6章 限界革命の経済思想
1 メンガー
(1)生涯と時代
(2)主観的価値論
(3)交換論
(4)メンガー理論の特質
(5)思想と政策
2 ジェヴォンズ
(1)生涯と時代
(2)交換論
(3)交換の利益
(4)思想と政策
3 ワルラス
(1)生涯
(2)時代と思想
(3)純粋経済学―交換論
(4)純粋経済学―生産論
(5)社会経済学
(6)応用経済学―労働市場政策
(7)応用経済学―アソシアシオン(協同組合)
(8)ワルラスのヴィジョン
第7章 ケインズおよびその後の経済思想
1 マーシャル
(1)生涯と時代
(2)思想
(3)企業家と収穫法則
(4)価格論
(5)分配論
(6)人間と経済の進歩
2 マクロ経済学の誕生とケインズ学派
(1)国民経済計算体系とマクロ経済学
(2)セーの法則から有効需要の原理へ
3 IS-LMモデルと新古典派総合
(1)財市場と貨幣市場の統合
(2)IS-LMモデルにおける政策評価
(3)IS-LMモデルへの批判
4 マクロ経済論争と現代の経済学
(1)古典派の2つの公準とフィリップス曲線
(2)フィリップス曲線論争とマネタリスト
(3)ニューケインジアンと新・新古典派総合
年表
・版元の紹介ページ
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