松尾隆『アレン・ヤングの経済思想:不確実性と管理の経済学』ミネルヴァ書房、2012年2月。
シリーズ 哲学・思想 > MINERVA 人文・社会科学叢書 172
出版年月日 2012/02/28
ISBN 9784623062669
判型・ページ数 A5・312ページ
定価 本体7,000円+税
・目次
序 章 ヤング経済学と本書の課題
1 ヤングの生涯
2 経済学の課題
3 本書の課題
4 本書の構成
第1章 1920年代の金融政策論争
1 金融政策論争の時代とヤング
2 背景としての景気循環問題
3 金融政策の系譜
4 ヤングの政策的特徴
5 金本位制擁護と介入主義
第2章 国法銀行制度下の景気循環
1 自由企業体制と景気循環
2 景気回復の促進要因
3 景気回復のメカニズム
4 繁栄と銀行
5 恐慌と銀行
6 管理のための政策的余地
第3章 国法銀行制度改革と中央銀行
1 恐慌の頻発と国法銀行制度
2 国法銀行制度の特徴と問題点
3 銀行の特質と銀行準備の役割
4 弾力的準備と中央銀行
5 公共の福祉と中央銀行
第4章 連邦準備制度の革命性と課題
1 連邦準備制度の創設
2 新しい銀行制度と産業界の見解
3 連邦準備制度の評価と課題
4 「健全な伝統」の構築
第5章 安定的進歩のための金融政策
1 ルールではなく裁量
2 アートとしての金融政策
3 効果的で賢い金融政策
4 安定した産業的進歩
第6章 政府の景気対策
1 政府の介入
2 政府による支援策
3 政府による介入策
4 政府介入策の意義と限界
第7章 英知としての金本位制
1 景気循環と金本位制
2 貨幣本位とその意義
3 金本位制の自律性
4 与件としての貨幣制度
第8章 不換通貨制度と投機
1 不換通貨制度の意味
2 不換通貨と不確実性
3 投機の経済的意義
4 外国為替市場と投機
5 通貨管理の危うさ
終 章 ヤングとニュー・リベラリズム
1 「真の自由」の実現と社会的仕組み
2 福祉国家制度はどこへ向かうのか
あとがき
参考文献
人名・事項索引
・版元の紹介ページ
https://www.minervashobo.co.jp/book/b99084.html