経済学史学会第80回大会(東北大学、2016年5月21-22日)


日時:2016年5月21日(土曜)・22日(日曜)

場所:東北大学川内北キャンパス Aエリア 講義棟B棟
(〒980-0874 宮城県仙台市青葉区川内27-1)
(Aエリア)http://www.tohoku.ac.jp/japanese/profile/campus/01/kawauchi/
(A03の建物)http://www.tohoku.ac.jp/japanese/profile/campus/01/kawauchi/areaa.html
英語サイト:http://www.econ.tohoku.ac.jp/~furuya/jshet2016.html

大会組織委員会からのお知らせ

(1)共通論題「戦争と経済学」に関して、多くの会員の方に参加いただきたく、事前にご質問やご要望を募る機会を電子メール(下記:問い合わせ先)にて承ります(当日も質問の時間がございます)。
 ご意見はすべて組織者・報告者に渡し、質問のいくつかは当日に答え、答えられない場合でも、何らかの形で今後の研究に反映いたします。

締切:5月14日(土)必着

留意点:質問をお寄せいただいた場合、当日の質疑応答、および後の報告書や書籍等で使われることをご了承されたと見なさせていただきます。

(2)報告者・討論者によるレジュメ、および会員の論文抜刷を置く場所を、「休憩スペース」や懇親会会場に設ける予定です(当日案内へ)。
 ただし、会場校への郵送は受け付けていません。ご自身でその場所へ持参いただくことが必要となります。

(3)懇親会会場で、時間に余裕があれば、特に若手報告者を紹介することを考えております。交流の機会として、ぜひ懇親会にもご参加ください。

問い合わせ先:経済学史学会・大会組織委員会
〒612-8577 京都市伏見区深草塚本町67
龍谷大学経済学部 小峯敦 komine [at] econ.ryukoku.ac.jp


5月21日(土)大会第1日目

時刻 第1会場[B-101] 第2会場[B-102] 第3会場[B-103] 第4会場[B-104] 第5会場[B-202]
9:30-10:30 1-1, 1-2 セッション代表者:野原慎司(東京大学)
東京大学『アダム・スミス文庫』の新カタログ形成:デジタル資源を活用しつつ
報告者:有江大介(横浜国立大学)
論 題:新渡戸稲造購入・寄贈(1920)の東大『アダム・スミス文庫』とわが国のこれまでのスミス研究・スミス像
報告者:福田名津子(一橋大学附属図書館)
論 題:デジタル・ヒューマニティーズの可能性:全文検索機能と開かれた目録
報告者:野原慎司(東京大学)
論 題:『アダム・スミス文庫』の調査から見えてくるスミス像
討論者:高哲男(九州産業大学)・井上琢智
司会者:下平裕之(山形大学)
2-1 報告者:井坂友紀(茨城工業高等専門学校)
論 題:スクロウプ(G. P. Scrope)の経済学と植民地論
司会者:伊藤誠一郎(大月短期大学)
討論者:森下宏美(北海学園大学)
3-1 報告者:舩木惠子(武蔵大学・研究員)
論 題:ハリエット・マーティノゥの経済思想
司会者:近藤真司(大阪府立大学)
討論者:出雲雅志(神奈川大学)
4-1 報告者:今池康人(関西医科大学・非)
論 題:M. ポランニーの経済思想:完全雇用達成のための中立的公共政策
司会者:廣瀬弘毅(福井県立大学)
討論者:中村隆之(青山学院大学)
会員控え室
10:40-11:40 2-2 報告者:結城剛志(埼玉大学)
論 題:観念的貨幣尺度説の取り扱いをめぐって
司会者:大黒弘慈(京都大学)
討論者:泉正樹(東北学院大学)
3-2 報告者:佐藤公俊(長岡工業高等専門学校)
論 題:若きビアトリス・ウェッブの経済研究
司会者:西沢保(帝京大学)
討論者:江里口拓(西南学院大学)
4-2 報告者:大槻忠史(群馬大学・非)
論 題:高等学校「地歴・公民」と経済学史:制度的考察からみた学術的高大連携
司会者:吉野裕介(中京大学)
討論者:加藤健(群馬工業高等専門学校)
11:45-12:40 [B-200]: 総会(開催校挨拶)
12:40-13:25 昼食(生協など)
13:25-14:20 [A棟-200]: 特別講演「過去半世紀の金融政策思想」原田泰(日本銀行政策委員会 審議委員)コメント:西山慎一(東北大学)・服部茂幸(同志社大学)
14:35-15:35 1-3 Maria Pia Paganelli (Trinity University)
Adam Smith and Economic Development: theory and practice
Chair: Ryu Susato (Kansai University)
Discussant: Naoki Hayashi (Onomichi City University)
2-3 報告者:村田和博(下関市立大学)
論 題:古典派経済学における資源ベース的アプローチの可能性
司会者:諸泉俊介(佐賀大学)
討論者:三上真寛(明治大学)
3-3 報告者:宮本順介(松山大学)
論 題:ピエロ・スラッファ著『商品による商品の生産』37節の検討
司会者:鍋島直樹(名古屋大学)
討論者:八木尚志(明治大学)
4-3 報告者:野口旭(専修大学)
論 題:経済政策形成における「理論」と「思想」の役割
司会者:佐藤方宣(関西大学)
討論者:服部茂幸(同志社大学)・原田泰(日本銀行)
15:45-16:45 1-4 報告者:若松直幸(神戸大学・院)
論 題:リカードウ『原理』第29章における公債制度論
司会者:佐藤有史(立教大学)
討論者:佐藤滋正(尾道市立大学・名)
2-4 報告者:佐藤空(東京大学)
論 題:エドマンド・バークの経済思想を再考する:自由市場・社会秩序・戦争
司会者:青木裕子(武蔵野大学)
討論者:小島秀信(同志社大学)
3-4, 3-5 セッション代表者:太子堂正称(東洋大学)
利己心の系譜学:ハイエク、ポランニー、神経経済学
報告者:太子堂正称(東洋大学)
論 題:ハイエクにおける利己心と制度論
報告者:笠井高人(同志社大学)
論 題:カール・ポランニーの人間像と利己心
報告者:高橋泰城(北海道大学)
論 題:神経経済学における利己心
討論者:間宮陽介(青山学院大学)・荒川章義(立教大学)
司会者:若森みどり(大阪市立大学)
4-4 Masazumi Wakatabe (Waseda University)
Japan's Great Stagnation: An Intellectual History Perspective
Chair: Ryo Hongo (Kwansei Gakuin University)
Discussant: Masaaki Yoshida (Senshu University)
16:55-17:55 1-5 報告者:立川潔(成城大学)
論 題:『国富論』における投機と過剰取引:調和的世界に対する確信とその揺らぎ
司会者:星野彰男(関東学院大学・名)
討論者:渡辺恵一(京都学園大学)
2-5 報告者:吉井哲(名古屋商科大学)
論 題:J. S. ミルはなぜ需給原理を基本原理としたのか?
司会者:福田進治(弘前大学)
討論者:佐々木憲介(北海道大学)
4-5 D. Wade Hands (University of Puget Sound)
The Road to Rationalization: A History of "Where the Empirical Lives" (Or Has Lived) in Consumer Choice Theory
Full Paper(PDF)
Chair: Masahiro Kawamata (Keio University)
Discussant: Yoshihiro Yamazaki (Fukuoka University)
18:05-18:50 [B-200]: 代表幹事講演「スコットランド啓蒙の拡散:道徳哲学の解体と経済学の発展」田中秀夫(京都大学名誉教授)
19:00-20:45 懇親会 会場:東北大学生活協同組合


5月22日(日)大会第2日目


時刻 第1会場[B-101] 第2会場[B-102] 第3会場[B-103] 第4会場[B-104] 第5会場[B-202]
9:00-10:00 1-6 報告者:三好宏治(神戸学院大学・非)
論 題:アダム・スミスの公共事業論のミクロ経済学的基準:市場の失敗≠徳の腐敗
司会者:久保真(関西学院大学)
討論者:新村聡(岡山大学)
2-6 報告者:山本英子(早稲田大学・院)
論 題:グラスラン、チュルゴ、コンディヤック:労働概念をめぐる三者の分岐点
司会者:御崎加代子(滋賀大学)
討論者:米田昇平(下関市立大学)
3-6 報告者:谷口稔(横浜国立大学・院)
論 題:新渡戸稲造の農業思想とドイツ歴史学派:グスタフ・シュモラーを中心に
司会者:原田哲史(関西学院大学)
討論者:松野尾裕(愛媛大学)
4-6 Young Scholars Session: Cambridge School and Welfare
Akira Ou (Osaka University, Ph.D. candidate)
The transforming of population thesis for the working classes: Alfred Marshall's theory of education and social development
Junki Nakakitaura (Doshisha University, Ph.D. candidate)
D. H. Robertson's concept of 'effort' and economic welfare
Discussant: Kenji Fujii (Aoyama Gakuin University)
Chair: Daisuke Nakai (Kindai University)
10:10-11:10 1-7 報告者:藤村哲史(北海道大学・院)
論 題:N. W. シーニアの経済学方法論と1834年報告書
司会者:只腰親和(中央大学)
討論者:柳沢哲哉(埼玉大学)
2-7 報告者:安藤裕介(日本学術振興会特別研究員)
論 題:祖国の栄光か、人類への愛か?:フィジオクラットにおける戦争と経済
司会者:岩本吉弘(福島大学)
討論者:栗田啓子(東京女子大学)
3-7 報告者:川村哲章(国士舘大学)
論 題:ハイエクの自生的秩序論とカントの判断力
司会者:小林純(立教大学)
討論者:酒井弘格(神奈川大学)
4-7 Aki Murai (Kansai University)
Two Marginal Principles and One Subjective Revolution: A Misesian View on the Marginal Revolution
Chair: Shintaro Tamate (University of Tokyo)
Discussant:Yukihiro Ikeda (Keio University)
5-7 若手セッション:漸進的改良と実践
報告者:阿部晃大(東京大学・院)
論 題:プラグマティズムとJ. R. コモンズの理論
報告者:藤田理雄(法政大学・院)
論 題:「第三の道」の思想的源流:スチュアート・ホワイトとR. H. トーニーに着目して
討論者:高橋真悟(東京交通短期大学)
司会者:上宮智之(大阪経済大学)
11:20-12:20 1-8 報告者:古家弘幸(徳島文理大学)
論 題:古典派経済学とアイルランド大飢饉
司会者:音無通宏(中央大学・名)
討論者:後藤浩子(法政大学)
2-8 報告者:喜多見洋(大阪産業大学)
論 題:啓蒙、フランス革命と初期Sayの経済思想
司会者:高橋信勝(明治大学)
討論者:黒木龍三(立教大学)
3-8 報告者:平方裕久(九州産業大学)
論 題:イギリス福祉国家の再編における「大きな社会」構想
司会者:藤田菜々子(名古屋市立大学)
討論者:松永友有(横浜国立大学)
4-8 Philippe Gillig (BETA, Université de Strasbourg)
An abstract J. S. Mill versus a germane historical school
Full Paper(PDF)
Chair: D. Wade Hands (University of Puget Sound)
Discussant: Yoshifumi Ozawa (Tohoku University)
12:20-13:30 昼食(Cafe Mozart Klee's coffeなど)
13:30-15:00 [B-200]: 共通論題「戦争と経済学」:第1部
組織者:堂目卓生(大阪大学)・小峯敦(龍谷大学)
司会:中澤信彦(関西大学)・堂目卓生(大阪大学)
第1報告:千賀重義(横浜市立大学・名)「経済学の黎明と国民国家間の相克」
第2報告:牧野邦昭(摂南大学)「帝国主義・総力戦と日本の経済学者」
第3報告:橋本努(北海道大学)「冷戦構造の変遷と経済学」
15:15-17:10 [B-200]: 共通論題:第2部
指定質問者:大倉正雄(拓殖大学)・荒川憲一(東京国際大学、前防衛大学校)・原田太津男(龍谷大学)
一般質問と応答
組織者による総括
17:15 閉会の挨拶(代表幹事)