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新刊情報 - 大森郁夫『文明社会の貨幣:貨幣数量説が生まれるまで』知泉書館、2012年1月。

大森郁夫『文明社会の貨幣:貨幣数量説が生まれるまで』知泉書館、2012年1月。

カテゴリ : 
単著
執筆 : 
master 2012-04-26
大森郁夫『文明社会の貨幣:貨幣数量説が生まれるまで』知泉書館、2012年1月。

本体価格6,000円
ISBN978-4-86285-125-3
A5判上製390頁

・目次
第I部 文明社会の貨幣―歴史的・理論的・方法的序説
第一章 緒論 文明社会における貨幣のフォルム
 「一七世紀の危機」と貨幣の役割/〈貨幣=富〉観をめぐるパラドクス
 /貨幣数量説の文明社会論的考察
第二章 初期貨幣理論の諸形態―数量説とその対抗理論
 貨幣数量説をめぐる諸見解/初期数量説の論理構成/対抗諸理論
  の系譜
第三章 インテルメッツォ 本書の構成と方法
 本書の構成/若干の方法的スケッチ

 第II部 文明社会における「貨幣の豊富」―
  〈二人のジョン〉を中心に
第四章 「貨幣の豊富」の経済理論(1)――ロックの影響
 「貨幣の豊富」と「不足」について/ジョン・ロックの機械的数量説/
  ジェイコブ・ヴァンダーリントの正貨自動調整論/
  ジョージ・バークリィの条件設定―「他の事情が等しいならば」の内容/
  ジョウゼフ・ハリスの実物分析
第五章 「貨幣の豊富」の経済理論(2)―「ローの企画(スキーム)」の衝撃
 ジョン・ローのロック数量説批判―需給説的貨幣価値論の復活/モン
  テスキューの価格数量説/リチャード・カンティロンの連続的影響説
  /〈二人のジョン〉を取り巻く数量説的環境―ヒュームへの小括

第III部 文明社会の危機と貨幣―理論化と多様化
第六章 デヴィッド・ヒュームの新しい数量説
 文明社会における貨幣の性質と機能/正貨自動調整論の提示と比例
  性への懐疑/連続的影響説と「貨幣の豊富」/ヒューム型数量説の
  誕生/経験論の方法と一八世紀貨幣論争の始まり
第七章 ジェイムズ・ステュアートのヒューム数量説批判
 アートとしての貨幣/「モンテスキューとヒューム両氏の学説」/
  数量説批判の諸条件/数量説による「統合」の論理と有効需要論/
  数量説を 超えて
第八章 結び 文明社会の危機とアダム・スミスの数量説認識
 文明社会の現実とヴィジョン/貨幣機能と「法学講義」の自動調整論
  / 『国富論』における反数量説的言辞と数量説的思考の残渣/文明
  社会の貨幣―<貨幣=富> 観の終焉?

・版元の紹介ページ
http://www.chisen.co.jp/book/book_shosai/2012/125-3.html

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