伊藤哲『「見えざる」社会:想像力の真価とアダム・スミス』八千代出版、2010年9月。
税込価格:2625円
ISBN978-4-8429-1525-8
4/6判 / 並製 / 272頁 / 2010-09発行
・目次
第1部:私の素直な気持ち―現実への危機感―
私たちは「共感」できる時間を持っているだろうか?
「共感」をする時間がない
情報化社会が想像力を萎縮させる
ゆとり教育が想像力を弱くした?
想像力の欠落が悪行を生む
効率性が想像力を削いできた
「知りたい」という姿勢こそが「共感」を育む
近代の先駆者たち―近代市民社会的人間について―
第2部:アダム・スミスの気持ち―近代からの伝言―
「同感」について
相互的同感の喜びについて―私たちは互いに同じ感情を持ちたい―
私の感情と他者の感情が一致するとは―是認の感情―
主要当事者と観察者
道徳哲学とは
道徳諸感情の腐敗について
「徳の性格」とは
愛すべき対象になりたい私たち
大人の責任として―「……らしさ」、「……という形」を表現しよう―
第3部:「見えざる」社会の実現に向けて―高慢と経済社会と教育と―
見えざる日本の未来
「見えざる手」とは?
「高慢」はコミュニケーション能力
教育を考える
おわりに―「見えざる」社会を実現しよう―
・版元の紹介ページ
http://www.yachiyo-net.co.jp/books/item_618.html