大水善寛『J. A. ホブスンの新自由主義:レント論を中心に』九州大学出版会、2010年3月。
価格:定価 3,570円 (内消費税 170円)
ISBN:978-4-7985-0015-7
仕様:A5判 上製 176頁 C3033
発行年:2010年3月
・版元の紹介ページ
http://kup.or.jp/booklist/ss/economy/1015.html・目次
はしがき
序 本書の課題と構成
第1章 ホブスンとその時代
1. 19世紀末から第1次大戦期におけるイギリス 歴史的背景
2. ホブスンの思想形成過程
3. ホブスン研究史とその問題点
第 2章 レント論
1. レント論の系譜と広がり
2. レント論の構造
2.1 レント
2.2 利益
2.3 余剰
3. レント論の視座からの過少消費説,社会改革,新自由主義
第3章 過少消費説
1. 過少消費説の流行 ケインズの評価を手がかりに
2. 過少消費説の定式化
3. 過少消費説と失業
4. 過少消費説と帝国主義
第 4章 社会改革の思想
1. 経済政策
1.1 失業対策
1.2 貧困対策
2. 政治改革
2.1 私有財産制度の修正と社会立法
2.2 教育改革
2.3 議会改革
3. 国家の役割 新しい自由主義の展望
第5章 新自由主義思想におけるホブスンの歴史的位置と意義
1. ホブスンの新自由主義
2. ケインズの新自由主義
3. 新自由主義の再評価 クラークとフリーデンの所説を中心に
結語
参考文献
索引