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新刊情報 - アダム・スミス『道徳感情論』高哲男訳、講談社、2013年6月。

アダム・スミス『道徳感情論』高哲男訳、講談社、2013年6月。

カテゴリ : 
翻訳
執筆 : 
master 2013-06-20
アダム・スミス『道徳感情論』高哲男訳、講談社、2013年6月。

発行年月日:2013/06/10
サイズ:A6判
ページ数:698
シリーズ通巻番号:2176
ISBN:978-4-06-292176-3
定価(税込):1,890円

・目次
訳者まえがき
おしらせ
凡例

第1部 行為の適合性(プロプライエティ)について
第1篇
第1章 共感(シンパシー)について
第2章 相互の共感がもつ喜びについて
第3章 他人の心的傾向(アフエクション)の適合性や不適合性を,われわれのも
のと一致するかしないかによって判断する方法について
第4章 同じ主題の続き
第5章 友好的な美徳と尊敬すべき徳について

第2篇 適合性と両立するさまざまな激情の程度について
序論
第1章 身体に起源をもつ激情(パッション)について
第2章 想像力の特別な傾向や習慣に由来する激情について
第3章 非社交的(アンソーシャル)な激情について
第4章 社交的な激情について
第5章 利己的な激情について

第3篇 行為の適合性をめぐる人間の判断に及ぼす幸運と不運の影響について―す
なわち,後者よりも前者の状態にあるほうが,はるかに人間の是認を得やすくな
る理由は何か
第1章 悲哀に対する我々の共感は,一般に,喜びに対する共感に較べていちだ
んと鋭くはあるが,主要な当事者が自然に感じる激しさには,遠く及ばないのが
普通だということ。
第2章 功名心の起源について,すなわち,身分の区別について
第3章 富者と高い地位を賞賛する,すなわち,貧しくて卑しい身分の人物を軽
蔑し,軽視する習性(ディスポジション)によって引き起こされる道徳感情の腐敗
について

第2部 功績(メリット)と欠陥(デメリット)について,すなわち,報償と罰の対
象について

第1篇 功績(メリット)と欠陥(デメリット)という感覚(センス)について
序論
第1章 感謝にふさわしい対象だと思われるものはすべて報償に値するというこ
と,したがって,同様に,憤りにふさわしい対象だと思われるものはすべて罰に
値するということ。
第2章 謝意と憤りの適切な対象について
第3章 恩恵を施す人物の行為が是認されないところでは,それを受け取る人物
の謝意に対する共感がほとんど存在しないということ,したがって逆に,災いの
もとになる人物の同期が否認されないところでは,災いを被る人物の憤りに対す
るいかなる共感も存在しないということ。
第4章 前章までの要約
第5章 功績と欠陥という感覚の分析

第2篇 正義と善行(ベネフィセンス)について
第1章 このような二つの徳の比較
第2章 正義という感覚,自責の念,および功績という意識について
第3章 このような自然(ネイチャー)の成り立ちの効用(ユーティリティ)につい


第3篇 運(フォーチュン)が人間の感情に及ぼす景況について―行為の功績と欠陥
を中心に
序論
第1章 運がもつこのような影響の原因について
第2章 運が持つこのような影響の程度について
第3章 感情のこのような不規則性の究極の原因について

第3部 我々自身の感情と行為に関する我々の判断の基礎,および義務感につい

第1章 自己是認と自己否認の原理について
第2章 賞賛への愛について,および賞賛に値するものへの愛について,さらに
は,避難に対する不安について,および避難に値するものへの不安について
第3章 良心の影響力(インフルエンス)と支配力(オーソリティ)について
第4章 自己欺瞞(セルフ・ディシート)の性質,および一般規則の起源と用途に
ついて
第5章 道徳性の一般規則がもつ影響と権威について,および,それが正しく絶
対者(ディテイ)の方と見なされるということ。
第6章 義務感が我々の行為の唯一の原動力であるのが当然であるのはどのよう
な場合か。

第4部 是認という感情に対して効用がもつ効果について
第1章 効用という心象(アピアランス)があらゆる技芸の生産物に与える美しさ
について,および,この種の美がもつ広範な影響について
第2章 効用という心象が人間の特徴や行為に付与する魅力について,つまり,
この魅力を知覚することが,どの程度まで是認の本源的な原動力の一つと見なせ
るかについて

第5部 道徳的な是認や否認という感情に対する監修や流行の影響について
第1章 美醜をめぐる我々の観念に対する慣習や流行の影響について
第2章 慣習と流行が道徳感情に及ぼす影響について

第6部 美徳(ヴァーチュー)の特徴について
序論
第1篇 本人自身の幸福に影響する限りでの個人の特徴について,すなわち,賢
明さについて
第2篇 他人の幸福に影響を及ぼしうる限りで見た個人の特徴について
序論
個々人(インディヴィデュアルズ)が自然の女神(ネイチャー)によって我々の配
慮と思いやりに任せられる際の道理や理法について
第2章 そもそも社会が我々の善行(ベネフィセンス)にゆだねられる道理(オーダ
ー)について
第3章 万人共通する思いやり(ビネヴォランス)について
第3篇 自制心について
第6部の結論

第7部 道徳哲学の体系について
第1篇 道徳感情の理論において検討されるべき問題について
第2篇 徳(ヴァーチュー)の性質について与えられてきたさまざまな説明につい

序論
第1章 徳が適合性にあるという体系について
第2章 徳は賢明さにあるとする体系について
第3章 徳は思いやり(ビネヴォランス)にあるという体系について
第4章 勝手気ままな体系について
第3篇 是認の原動力をめぐって形成されてきたさまざまな体系について
序論
第1章 是認の原動力を自己愛から導き出す体系について
第2章 是認の原動力を理性にあるという体系について
第3章 是認の原動力は感情であるとする体系について
第4篇 道徳性に関する実践的規則を様々な著者が取り扱った方法について

附論 言動の最初の形成,および本源的ならびに複合的な言語の様々な特質に関
する考察
言語の最初の形成に関する考察

訳者解説


・版元の紹介ページ
http://bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2921766&x=B

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