川名雄一郎『社会体の生理学:J・S・ミルと商業社会の科学』京都大学学術出版会、2012年7月。
プリミエ・コレクション24
A5上製・366頁・税込 3,990円
ISBN: 9784876982165
発行年月: 2012/07
・目次
第1章 序論
1 本書の目的
2 「精神の危機」以前のJ・S・ミル
3 ベンサム主義への懐疑
4 本書の構成
第2章 19世紀初頭の社会の科学
1 はじめに
2 デュガルド・ステュアートと商業社会の理論
3 サン・シモンと社会科学の起源
4 おわりに
第3章 アメリカ論の政治学
1 はじめに
2 19世紀初頭のブリテンにおけるアメリカ論
3 『アメリカのデモクラシー』とJ・S・ミル
4 アメリカ社会の分析
5 おわりに
第4章 商業社会の分析
1 はじめに
2 文明化とミドルクラス
3 J・S・ミルと文明概念
4 文明概念の実践的含意
5 商業社会と民主社会
6 おわりに
第5章 社会の科学構想
1 はじめに
2 「定義と方法」
3 『論理学体系』における社会の科学構想
4 ミルの体系の心理主義的解釈
5 おわりに
第6章 歴史知識と社会変動の理論
1 はじめに
2 19世紀初頭の哲学的歴史
3 ジェイムズ・ミルとインド史
4 J・S・ミルと歴史知識(1)
5 J・S・ミルと歴史知識(2)
6 J・S・ミルと歴史知識(3)
7 おわりに
第7章 性格形成の科学
1 はじめに
2 19世紀初頭のブリテンにおける性格の科学
3 性格形成への関心
4 J・S・ミルのエソロジー構想
5 エソロジーの実践的重要性
6 おわりに
第8章 経済学の科学とアート
1 はじめに
2 19世紀初頭ブリテンにおける経済学の展開
3 経済学の定義と方法
4 経済学の科学とアート
5 おわりに
第9章 アイルランド土地問題の政治学
1 はじめに
2 アイルランド問題とアイルランドの国民性
3 J・S・ミルとアイルランド土地問題
4 おわりに
終 章 結論
あとがき
参照文献
事項索引
人名索引
・版元の紹介ページ
http://www.kyoto-up.or.jp/book.php?id=1824